夏は大敵?

　肌の弱い馬には、蒸し暑い日本の気候は合わないのかもしれません。汗をかいて痒いのか、肌がボロボロになってしまう子がいます。尻尾の付け根を掻いて、尻尾が抜けてしまう子もいます。どんなに丁寧に洗っても、翌朝馬房を覗いてみると、掻いた形跡が…なんとかならないものか？　と指導員さんと頭を悩ませていましたが、意外に身近にあるものが効くようです。それがこちら↓



　そう、ベビーオイルです。皮膚や尻尾の付け根のカサカサしている所に丹念に刷り込みます。オイル分で表面の角質が浮き上がり、同時に保湿されるので、何もしないよりは馬も掻かないようですし、掻いても酷い傷になることが少なくなりました。獣医さんに伺ったところ、オイル自体に痒みを止める成分は含まれないが、保湿するだけで肌の痒みは和らぐそうなので、オイル自体にアレルギーを起こしたりしなければ、オイルで保湿するのは悪くないとのことでした。ピュア・バージン・オリーブ・オイルでもいいそうでうs。
　つけっ放しにしておくと、逆にベトベトして他の汚れが付きそうなので、新たに塗る時は洗って清潔にしてから塗ります。
　痒みを抑える根本治療をしてあげることはできませんが、対症療法で少しでも治まってくれればいいのですが…。