歯医者さんが来た

　一昨日に続いて、今日は馬の歯医者さんがいらっしゃいました。フランス人の歯医者さんです。
　【June】は歯の検診も受けました。高齢馬だから仕方がありませんが、殆どの歯が動いてしまう、下の小臼歯は何本か抜けてしまっている、とのことでした。ヘイキューブは固すぎるので、砕いてマッシュポテトくらいの固さにして与えるようにと指示を受けました。
　担当馬3号の【フラン】は、尖っている臼歯を丸めてもらいました。開口器で口を開け、人と同じようにエンジンで研磨します。【フラン】はとても大人しく処置を受けていました。流石、おドイツで躾けられた馬です。歯を丸める以外は、彼女は問題なしでした。

馬の開口器。これを装着すると口が閉じられなくなります。

　他に、狼歯（犬歯）を抜いて貰った馬が1頭いました。歯に問題があると、銜受けに問題が生じたり、頭絡を着けるのを嫌がったり、騎乗に支障が出るだけでなく、餌を食べなくなったり、食べる量が減ったり、馬の健康にも影響します。馬も人と同じように、歯の定期検診が大事ですが、人と同じように、何かないと歯医者のお世話にはならないのが実情f(^_^;)　歯は何もないうちに歯医者のお世話になるのが時間もお金もかからず、何より痛みがないのですが、わかっていてもなかなか実行できないです。日本でも、もっと気軽に馬が歯医者さんに診てもらえるようになるといいのですが…。