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★ [おねずみ様]

【菜彩(ないろ)】ちゃん、1月21日午前10時29分に、虹の橋へと旅立っていきました。

右後肢に転移の様子が見られ、痩せてきてはいましたが、
19日の夜までは脚の麻痺はなく、元気にケージを登っていました。
食欲もあり、ペレット、お薬とご褒美のお芋を完食しました。
お腹がいつもより膨れていて、尿が出にくいのかな? 明日も続くようなら病院かな? と思っていましたが、
暫くして見た時にはいつものお腹に戻っていました。

20日の朝、ケージに近寄ると、いつもは真っ先に近寄ってくる【菜彩】ちゃんがまだ寝ている様子です。
他の子にペレットをあげて、【菜彩】ちゃんを抱き上げてみると、若干体温が低下しています。
プラケに隔離して、すぐに保温。
いつものお薬とご褒美のお芋をあげましたが、半分食べて、「要らない」の素振りを見せました。
呼吸はそれほど苦しそうではありませんでした。
ケースの中で、丸くなって寝ています。

午後になって、少しもそもそ動き出し、お水をひと舐めしました。
固形物には興味を示しませんでした。
背中を撫でると、目を細めていました。

夕方になると、丸くなって寝ているのが辛いのか、体を伸ばしてあちこち向を変えることが多くなりました。
いつもの餌の時間に、お薬を指からひと舐め…これが口にしたものの最後になりました。
夜になって、体温が下がってきたので、トレーナーのポケットに入れて、ずっと一緒に。
中でもそもそ動いていることを時折確認しながら、よく眠れないまま朝を迎えました。

朝になると、呼吸が荒く、体温も低下気味でした。
口が開き気味になり、涎が垂れていました。
体を長くしたまま、呼んだり撫でたりしても、もう反応は返ってこなくなりました。

本当は仕事に行かなければならなかったけれど、急遽午後からの出勤にしてもらい、両掌に抱いたまま、ずっと話しかけながら過ごしました。
9時30分頃、大きく喘ぐ呼吸が増えて、呼吸の間隔が長くなってきました。
呼びかけると、一度「ピィ」と弱々しく鳴きました。
獣医さんでも大人しく、一度も噛んだことのなかった子が、私の手に歯型を残しました。

最期は、一度大きく息を吸った後、急に体を震わせて、全身をキュッと丸めて、それから大きく仰け反って…心臓の鼓動が確認できたのは、そこまででした。

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【菜彩】 享年10ヶ月6日

20日の朝から1日半、小さな体でよく頑張りました。
優しく穏やかな子で、獣医さんでも鳴いたり暴れたり噛んだりしたことがなく、先生やAHTさんにも大人気でした。
いつも、いちばんにご飯の催促に来る子でした。
旅立ちの前々日まで、それは変わりませんでした。
毎日朝夕2回のお薬タイムは、【菜彩】ちゃんとの特別な時間でした。

QOLを優先して自然のままに…という方針で、旅立つ直前まで【菜彩】ちゃんらしく生活できていたし、旅立ちの間までの時間を共有させてくれて、寂しさはありますが、感謝の念でいっぱいです。

ただ、最後の1日半、滅多に鳴かない子が3回鳴いた・噛んだことがない子が噛んだ…ということに、最後に苦しませてしまったのかな? との念が過ぎります。
機会があれば、心が落ち着いた頃に聞いてみようかしら。

タグ:介護 ラット
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